後払い(ツケ払い)現金化サービスを利用するには審査が必要だが、利用条件はどの業者もさほど変わらない。
基本的には働いていて収入があることが条件で、それを証明するための書類提出が求められる。
しかし、審査に落ちる理由は様々だ。
同じようなスペックであるにもかかわらず、審査に受かる人がいたり落ちる人がいたりする。
あたかも業者が気まぐれで可否を決めているのではないかとさえ思わされる。
あそこと系列が一緒だから・・・?
どこからか情報が回っている・・・?
確かにそれもあるが、それだけでもなさそうだ。
ここでは、業者の中の人に聞いた「よくある審査落ちの理由」を紹介していく。
実はかなりシンプルな基準で審査をしていることが分かって来るはずだ。
目次
無職・フリーランス
原則として、後払い(ツケ払い)現金化が利用できるのは働いていて収入がある人だけだ。
後払い現金化は基本的に無担保で利用ができる。
そのため会社から給与振り込みが、いわば担保の代わりとなっている。
そのため、無職の人や収入が安定しないフリーランスの人は利用できないし、同様の理由で、専業主婦も利用できない。
他社(系列)で不払いや踏み倒しをしたことがある
後払い現金化業者は、同じ運営者で複数のサービスを運営していたり、ファクタリング系の関連サービスを同時に運営していたりすることがある。
こういう運営グループを「系列」といったりする。
別の業者のように見えても、系列内で利用者の情報が共有されていることがある。
例えば、別業者で返済の遅延をしてたり、踏み倒しをしてたり、司法書士の介入させて返済の免除をさせたりといった実績があると、それが理由で断られることがある。
告発24に登録されている
告発24とは、借金の返済を踏み倒した人の情報を暴露する投稿サイト。
借金を踏み倒したことの仕返しや見せしめのために個人情報が公開されている。
個人間融資で使われることが多かったが、後払い現金化業者もこのサイトの情報を与信に使っている。
貸金業者の与信では、CICなどの信用情報機関を参照するが、それの簡易版といえばイメージしやすいだろう。
「新規の業者だし書類も不備なく揃えたのに審査落ちした」
という人は、告発24の情報を元に否決されている可能性がある。
過去に返済を踏み倒したり、後払いの支払いを延滞しているなど、心当たりのある人は一度このサイトを確認しておくといい。
書類の不備
申込に必要なベーシックな必要書類は以下の3つだ。
身分証明書(免許証)
健康保険証
通帳の履歴
これらの書類に不備があると審査落ちの原因となる。
審査にはこれらの書類を写メで撮って送るのだが、要求されたすべての書類を提出できなければ否決となる。
また、身分証明書があっても写真付きでなかったり、保険証が会社の健康保険で無かったりという場合も審査落ちの理由になる。
また、通帳は定期的に収入があるかどうかを確認するための書類なので、収入の履歴が記載されてなければ、有効な書類と認められず審査落ちすることになる。
給料が手渡し
会社勤めで安定した収入があっても、給料が手渡しの場合審査に落ちることがある。
会社勤めであることがいわば担保の代わりとなるので、会社から振り込みの実績を証拠として出せないと否決になることがある。
つまり、給料が現金で手渡しという場合は、収入の証拠が出せないので利用を断られることがあるということだ。
収入が少ない
「必要書類として通帳を提出したし、会社からの振り込みの履歴もある。それでも審査に落ちた。」
という場合。
収入が少なくて基準に満たなかった可能性がある。
後払い現金化サービスは、決済額も2〜3万円と少額から利用できるが、それをカバーできる収入がない場合は、利用を断られることがある。
収入の基準については一概には言えないが、月収で10万円以上あれば問題ないだろう。
在籍確認できない
在籍確認を必須としている業者の場合、在籍確認ができないことが否決の原因となる。
在籍確認とは、文字通り「その会社に在籍していることの確認」で、
やり方は、
業者から会社へ電話をして確認する方法
申込者が、会社の電話から業者へ電話をして確認する方法
などがある。
在籍確認の必要・不要は業者によっても違い、電話による在籍確認はせずに、書類で会社勤務が確認できればOKという場合もある。
また、逆に、会社の在籍確認だけでなく、上司の連絡先や名刺など、より厳しい提出基準を設ける業者もある。
連絡が取れない
申込後、電話、もしくはLINEでの連絡が必要となる。
連絡手段は業者によって違うが、このいずれか、もしくは両方で連絡が取れる必要がある。
こうした連絡に応じられなかったり、無視し続けていれば審査には通らない。
態度が悪い・ふざけている
申込をすると電話でのヒアリングが行われる。
主な目的は、サービスの説明や申込内容の確認だが、同時に人柄を見る面談としての意味合いもある。
あまり多いケースではないが、明らかにふざけた態度であったり、いたずら目的とみなされると、それが理由で否決されることもあるので注意が必要だ。
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